ポエジィ墓場の棺桶屋

どっちだっていいし、僕には大したことじゃないよ。

冬のおわりに(詩)

彼岸のかなたに水は溶け出し、世界は四季を悟る。
帰り道は行く道。日々、日々、へと転移するわたしに戻るところなどない。


殺してあげてもいいよ。それがあなたにとって、生きることよりも、死ぬことよりも雪解けのようであれば。


芽吹き、鳴き始め、動き回り、生きることに追いやられ、死が、死んでいく。自らピリオドを打つように、死を穿つ。忘れていたことを迎え入れたことも忘れて。彩り、それがまた日々を作ると錯覚して。薄氷の上に残した足跡、わたしにだけは馴染まず、世界に溶け出して、図々しく生命が生い茂る。何も知らないものたちと、何もかも忘れたものたちが。冬が終わる。また陽射しが全てを焼き尽くし、祈りに全てを追いやるその日まで。