怖いおじさんのブログ

どうも🤗私が怖いおじさんです🥴

夢にまで見て(詩)

そんな顔して泣かないで

と言われて、私はきっと

ひとりでは生きていけないと思った

写されたものは

いわゆる、そんな顔。

拒絶、を一つ一つ丁寧に織り込まれた、それ。

傾いた電信柱が

それでも繋いでいるどこか

それは例えばありふれた話の延長線上の先で

繋ぐでもなく

何も言わずに

照らして

 

 

 

悪かったなら謝るよ

と言われて、私は

写りこんだ気がした最後を想った

掴むことも出来ない

宙に消したそれは

またどこか

あるいはまだここに

照らされて

私の輪郭を

どこまでも描いていくような

境目のない現実と、夢

 

 

 

そんな顔しないで

そう言って見たそれは

さよならも言わずに

私はひとりで

ひとりではないと

照らされたまま

ただ、遠ざかっていった